出会い系をやっていて「今回はオイシかったな」といえる出会いにたどり着くのは、かなり難しい。
オレはノリが軽くて、話をつなぐのが得意だから、メールから実際会うまでにそんなに苦労したことはない。
普段、コンビニで立ち読みをして、女の好きそうな話題を仕入れておく。
その時に、ヒマそうなカワイイ女がいたら、その時は店外で待ってて、出てきたところをナンパする。
オレは大抵、自宅からちょっと離れた奈良市内の住宅地にあるコンビニに車で行って、そこで「女性ナンタラ」とかそういう雑誌を立ち読みする。
女の雑誌を立ち読みしていると、女が自分をよく見せるために苦労しているポイントを知ることができる。
例えば、流行の口紅の色とか、なにげなく見過ごしてしまうようなちょっとふわっとした髪型とかを見て、「へー、あれはいちいち巻いてから束ねてあるのか」と、本気で感心してしまう。
服装にしても「とろみ系」とか、男のオレからしたら意味不明なこだわりがあって、読んでいくうちに「ああ、この女はスイートな色使いをしているから、女らしい優しいイメージに見られたいのだな」など、女の手の内を読むことができる。
会話の中でさりげなく「○ちゃんは、すごく女らしいね、よくそう言われるでしょ」とさりげなく褒める。
実際にその女は、スイートな服装をしているだけで、女らしくなく、がさつだったとしても、スイートな服装をしてるということは男から「女らしい」と思われたいからだ。
そこを読み違えて、的はずれなところで褒めてしまうと「下心で心にもないお世辞を言ってる男」だと思われてしまうので、普段の勉強は重要だ。
奈良市は、はっきり言って田舎なので遊ぶ場所も少ない。ヒマそうで、素朴で、人目を気にしている女が多い。
オレは待ち合わせにも、よく住宅地のコンビニを利用する。
ナンパしてすぐに車に乗せたいからだ(笑)
ちょっとドライブして、車で全部すませられれば安上がりだし理想的だ。
実は女の方も、あまり時間をかけたくない場合がよくある。
看護師や人妻など、忙しく時間がないけど、欲望を満たしたい女たちだ。
携帯でやり取りして、近くまで迎えに行き、短時間でセックスする。
こんなオイシイ思いができるのも、まめに情報を収集して女心を理解して、サービス精神をフルに発揮しているからだ。やはりなにごとも、努力なしにはオイシイ思いはできないということだ。