人生は競争だと僕は思うんですよ。
人生において競争をする場面って本当に多いじゃないですか。
仕事だって取引先と契約するのは他社との競争になりますし、小学生のときからテストという名の競争をやらさらてますよね。
生まれる前からも精子たちが競争をしてそれに勝利した結果、今の自分がいるわけです。
そう思うと人生とはすなわち競争であると言えます。
そうそれは、ナンパもです。
ナンパなんてとてもわかりやすい競争社会の縮図ですよ。
僕が初めてナンパをしたとき、そう強く感じました。
地元四日市市のナンパスポットでなんとなくぼーっとしていたら、なんかナンパしたくなったんですよね。
それで思い立ったら即行動ということで、僕は手当たり次第に声をかけていました。
もちろんナンパスポットですから、他の男もナンパをしています。
誰がどの女の子をとるか勝負みたいになっていましたね。
そうやって何度も撃沈していくうちに、手当たり次第じゃだめだと思ったんです。
それで的を絞ろうとしたときに、僕が目をつけたのが仕事終わりで疲れている女の子ですね。
スーツで疲れたような顔をしてナンパスポットにいる女の子なんて、もう遊びたいに決まってると思ったんです。
遊びたいと思っているに決まっている、というよくわからない謎の自信を顔に浮かべて声をかけました。
するとそれがビンゴ!
癒しが欲しかったりストレスを発散したかったりで結構ナンパに応じてくれました。
反対に遊び終わりみたいな格好をしている女の子は全滅でしたね。
楽しそうな刺激に敏感な仕事終わりの女の子がいいと僕は思いました。
そしてできるだけ地味な雰囲気の女の子のほうがいいですよ。
地味な感じの子は押しに弱いですし、実は遊びたいという人も結構いますからね。
そうやってナンパを成功させた僕は仕事終わりの女の子と夜の街に消え、お酒を飲んでいい感じに酔っ払い、そのままホテルへ直行しました。
ホテルにつくなりベッドになだれ込んで即セックス。
仕事終わりで疲れているのにもかかわらずものすごく激しくセックスに応じてくれましたね。
そうして僕はセックスの余韻に浸りながら、初ナンパにして他の男よりも先に女の子をお持ち帰りしたという優越感に浸っていました。
本当にこれはやめられなくなりそうです。
この競争に勝ったという優越感は、何者にも変えがたいですね。