この前、雨の日に紳士的な男性に声をかけられました。最初はそれがナンパだとはわからないぐらいでしたが、結果的にはそれがナンパでした。私は24歳なんですが、相手は明らかに40代後半にしか見えないおじさんでした。チャラい感じではなく、すごく落ち着いた男性で、言葉使いもすごく紳士的な人でした。その場では私の見た目と肌の透明感を褒めてくださったんです。彼いわく、あまりに綺麗な肌をしていたから、思わず声をかけてしまったということでした。普通の男性からこんな声かけをされたら気味が悪いと思って拒絶するだけなんですが、相手がそういう男性だったこともあって足を止めて、その場でしばらく話し込んでしまいました。その日は友達との約束があったので、少し話して終わりでしたが、話を終える直前になって、後日また会いたいと言われたんです。その言い方もすごく自然だったので、私は迷うこともなく当たり前のようにスマホを取り出してLINEのIDを教えてその場で交換しました。
そして、その日はそれだけで終わったのですが、男性と別れて友人との待ち合わせ場所に向かいながら、私は自分が迷いなく連絡先を教えたことに自分で驚いたんです。ましてやダブルスコアレベルの男性に教えるなんて、自分が自分じゃないみたいで驚きました。でも、そうさせる何かがあの男性にはあるんだと思って、なんだかおじさんのことが気になる存在になったんです。そのあとは友人と会って、おじさんのことも忘れていましたが、その夜になっておじさんのほうからLINEがきたんです。そして、昼間に言われたように、また会いたいと言ってきたんです。私は少しだけ冷静になっていたので、さすがに迷いました。そもそもどういうつもりで声をかけてきたのかもよくわかっていませんでしたし、また会いたいというのもどういう意味合いなのかわかっていなかったからです。でも、そういう不安のような気持ちがあるものの、同時に私の中にも彼にまた会いたいという気持ちが大きく存在していたので、最終的には少しの迷いも抱えつつも彼の誘いに乗ることにしたんです。
私は岐阜県岐阜市在住なので、市内で会いました。おじさんがどこに住んでいるのかは今も知らないのですが、このときは私が市内のとある駅を指定したら、即座にOKしてくれたんです。そのため、待ち合わせの日時にそこで会ったのですが、ふたりで入ったカフェで初めて先日のあれがナンパであったことを知ったんです。私を見て一目惚れのような感じになったそうです。彼は何度も謝罪していましたが、そういうふうに言われて私は嫌な気持ちになりませんでした。ナンパしてきたということは私に対して恋愛感情や性的な感情があるっていうことなんですが、それがわかっても嫌な気がしなかったんです。そのため、私は彼がいろいろと話してくることを笑顔で聞いていました。そして、いつの間にか私も彼のことをそういう目で見るようになったのです。元々、年上の男性が好きな人間ですが、ここまでの年上の男性とお付き合いしたことはありませんでした。でも、彼に限ってはまったく問題なく付き合える相手だったんです。
気遣いもしてくれる人で、ふたりで歩いていても私を女として扱ってくれて、常にエスコートしてくれます。また、部屋の温度とかにも気遣いがあって、私が快適に過ごせるを優先してくれます。そういうことにも触れていく中で、余計に彼に夢中になってしまい、結果的に今の私たちは年齢の離れたセフレのような状況です。彼自身がきちんと付き合ってもらうのは申し訳ないということで、結果的にこういう曖昧な関係になっています。でも、会っているときにはセックスばかりをしているわけではなく、デートだけで終わることもありますし、ホテルに入っても手をつないでゴロゴロしているだけで終わることもあるなど、割とピュアな関係でもあるんです。それに彼は博学でいろいろなことを知っていますし、多趣味なので私の知らない世界のこともいろいろと教えてくれます。そのため、何かをするわけでもなく、ただふたりで話しているだけでも楽しいんです。だからこそ、今は暇さえあれば彼に会いたいと願っていますし、実際に私のほうから連絡して会っています。どうしてここまでの感情が彼に芽生えたのかは正直よくわかりませんが、やはり彼の魅力がとても大きくて、私は彼にかなり夢中なんだと思います。